子どものつぶやき 第2回

優秀賞

おかあさんのおなかのあかちゃん(ごとう はるな)

おかあさんのおなかのあかちゃん

おかあさんの
おなかのあかちゃんは、
おかあさんのこと、
くるまだとおもっているよ。
だって、あかちゃんは、
なにも、わかんないもん。
おかあさんが、
あっちこっちうごくからだよ。
それに、ホテルだともおもっているよ。
ベッドは、
おかあさんのおなかだし、
たべものは、
おかあさんがたべたものを、
あかちゃんが、とって、たべるから。

熊本市立健軍東小学校 1年
ごとう はるな

そらと、ぼく(甲斐 栞)

そらと、ぼく

ぼくは、
いつもそらを見ている。
そらも、
たぶん見てるとおもいます。
このまえ、ぼくとくもで、
にらめっこをしました。
くもも、おもしろいかたちを
したりしていました。
ぼくは、わらいたかったけれど、
わらったらまけになっちゃうから、
わらわなかった。
そしたらくもが
ふわふわゆれた。
ぼくのかち。

熊本市立楠小学校 2年
甲斐 栞

山(山口 綾)

はじめて目のまえで
山を見たよ。
とおくから見る山は
大すきだったのに
わたし、
こわくてこわくて
ないちゃったよ。
だって山の音って
あんなにすごいとはおもわなかった。
ザーザー、ないてたよ。
山って
大きな大きなかいじゅうみたいだね。

福岡市立大浜小学校 1年
山口 綾

おじいちゃんの耳(大西 那苗)

おじいちゃんの耳

おじいちゃんが、
耳の手じゅつをうける。
でも聞こえるようになるかは、
わからない。
わたしは、いっしょうけんめい、
手話の、練習をした。
おじいちゃんに電話をかけた。
「おじいちゃん。」
「ハイ、ナッちゃんですか。」
おじいちゃんの耳は聞こえた。
バンザイ。

熊本市立尾ノ上小学校 4年
大西 那苗