子どものつぶやき 第3回

優秀賞

手紙(堀口 佳世)

手紙

友だちからもらった一枚の手紙
「この前はありがとう。」
その一言で心があたたまる

夜、
手紙のことで頭がいっぱい
ねむれない
ねようとしてもねむれない
もう、
うれしくて
気持ちが落ち着かない

ほんとうに
手紙の力はすごい

大野城市立下大利小学校 6年
堀口 佳世

でっぱ(山田 優志)

でっぱ

ぼくの トレードマークは、
二本の でっぱ。
かがみを見ると
いせいよく のびている
まわりの歯なんて
ぜんぶ 子どもってものよ
どうだい。ぼくのでっぱ。

北九州市立大場谷小学校 4年
山田 優志

ヘチマ(米村 まい)

ヘチマ

ヘチマのたねを、
うえたよ。
そしたら
何日も
出てこないから、
わたしは
「おねぼう。」
といった。
そしたら
次の日、
芽が
ひょこっと出てた。

福岡市立小田部小学校 4年
米村 まい

よかった!(橋口 しおり)

よかった!

プリプリと
お母さんがおこった

ニョキニョキと
つのがでた

プクーと
ほっぺがふくらんだ

ガツンと
げんこつがとんできた

ボコッと
こぶができちゃった

朝おきたらゆめだった
「ほっ よかった。」

長崎市立北陽小学校 4年
橋口 しおり

なんでぼくが悪いんだ(瀬戸口 龍)

なんでぼくが悪いんだ

ぼくは妹とよくけんかする
妹は五才だ
だからぼくが正しくても
「小さい子をいじめるんじゃありません」
−おこられる

なんでぼくが悪いんだ

ぼくは兄ともたまにけんかする
兄は十四才だ
だからぼくが正しくても
「お兄ちゃんが悪いわけないでしょ」
−またまたおこられる

なんでぼくが悪いんだ

春日市立天神山小学校 6年
瀬戸口 龍

メッちゃん(たかい ゆうき)

メッちゃん

メッちゃんは、ぼくのめだかです。
ぼくが名まえをつけました。
メッちゃんといつも話しています。
メッちゃんは、およめさんがいません。
ともだちもいません。
ときどきしんだふりをします。
口を上にむけています。
ぼくはびっくりします。
えさは、とってもとっても小さいです。
ぼくは、いきものがすきです。
しぜんが大すきです。
メッちゃんのふるさとは、どこかなと思います。

北九州市立曽根東小学校 2年
たかい ゆうき