家族三世代のふれあいをつくる! 懐かしくて新しいスポーツとは!?

2018.10.25

家族三世代のふれあいをつくる!
懐かしくて新しいスポーツとは!?

私たち家族の暮らしラボ編集チームは、「九州の家族の暮らしを考える」をテーマにさまざまな活動を行っていきたいと思っています。第一弾のテーマは「家族の健康と、遊びを考える」。そこで注目したのがボウリングです。
最近では、某バラエティ番組の影響でブーム再熱とも言われていますが、そもそも本当にボウリングブームは来ているのでしょうか? さっそく真相を確かめに、博多区千代の『パピオボウル』へ取材に行って来ました。
午前中のまだ早い時間にも関わらず、シニア世代のお客さまもちらほら。昭和40年代のボウリングブーム世代かマイボールを持っている人も多く、投げる姿もバッチリ決まっています。なるほど、全身の筋肉をバランスよく使うので、健康増進のためにもいい運動になるんですね。
さらに、夏休み中ということでご家族や子供達のグループも次々とやってきて一気に賑やかに。予想以上の盛況に、世代を問わないボウリングの人気ぶりを改めて実感しました!

ボウリング場内

パピオボウル 外観

ボウリング人気の秘密を探るべく、ちょうどこの日開催されていた「おはようボウリング教室」(※プロが指導する親子参加型のボウリング教室)の参加者の皆さんから話を伺うことに。教室では12組の親子が、愛甲恵子プロの指導によって、ボウリングのマナーや基本のルール、投げ方のコツを教えてもらっていました。

愛甲恵子プロ

指導を受ける子どもたち

指導を受ける大人たち

ボールを投げる子どもたち

気付いたのは他のスポーツ教室と違い、参加されているお子さんの学年や性別も、親御さんもお父さんだったりお母さんだったりと、家族によってさまざまということ。ボウリングは大人も子供も気軽に始めることが出来るスポーツなんですね。
実際に教室がはじまり、いざボールを投げ始めるととたんにみんな笑顔に。多くのピンを倒せた時はハイタッチをしたり、抱き合ったりと、親子で大盛り上がり!
「息子は子供教室に何回か参加していますが、親子での参加は初めて。久しぶりのボウリングで、小さな頃によく父に連れて来てもらっていたことを思い出しました。今度は父も誘ってみようかなと思います」と参加者の足達さん。親子だけでなく、おじいちゃんとも一緒に楽しむことができそうですね!

喜ぶ参加者たち1

喜ぶ参加者たち2

別の参加者にも声を掛けてみました。「ボウリングはよく息子と2人で楽しんでいますが、もっと上手く投げられるようになりたくて参加しました。いつも点数ばかりを気にしていましたが、今日は一緒に正しい投げ方をじっくり練習できたのでよかったです」と添田さん。これには「小学生くらいになると上達が早いので、ボウリングを通してお子さんの成長も実感しやすいと思いますよ」と愛甲プロもお墨付き。
さっそく私たちも、愛甲プロに家族でボウリングを楽しむコツを教わりました。

画像:足達直美さん・勇斗くん親子

足達直美さん・勇斗くん親子

画像:添田英彦さん・蒼史くん親子

添田英彦さん・蒼史くん親子

大人に負けない!お子さんでもストライクを狙える5つのコツ。

その1 最も重要なのがボール選び

小学生のお子さんは5〜7ポンド、女性は9〜10ポンド、男性は11~12ポンド、高齢者は6~7ポンドが目安。
※1ポンド=453.6g。親指がしっかり入るものを選びます。

子ども用のボール

その2 目線はピンでなく、スパットに

狙うのはピンではありません!レーンの中央あたりに記された7つの三角のマーク(スパット)をチェック。右利きの場合、右から2つ目と3つ目の間を狙って投げると、多くのピンが倒しやすくなります。

ボーリング レーン

その3 投げる時の手は“握手”

ボールを手から離す時は、レーンに向かって握手するようなイメージ。ボールを投げ終わった手が耳の横あたりに来るようにすると、まっすぐ投げることが出来ます。

頭が上がらないようにね(ヘッドアップしない)。手が握手をした形で上がるように。重心は左足一本に完全に乗ってね。ボールを持たない方の手は、バランスをとるため、横に伸ばして上げよう!スライドの時、蹴った足は後ろに軽く上がるように。

実際に投球する愛甲プロ

その4 力は使わない!

投げる時に力がないとダメなのでは?と思いがち。ボールを持つ力は必要ですが、実は投げる時に力は必要ありません!振り子の原理でボールの重さを利用して投げます。

おまけ 家族で楽しむためのポイント

小学校高学年になると、なかなかハグや手を握るコミュニケーションが少なくなっているご家庭も多いことかと思います。でも、ボウリングであれば誰もが自然に「ハイタッチ!」でコンタクトをとることが可能に。中学生高校生になっても、ボウリング中なら意外と照れくさくなく出来るものなんです。

3世代が同じ目線で遊べるボウリングは、子育て世代に最適なスポーツだった!

ボウリングの最大の魅力は“家族みんなで楽しめる”ということ。
取材に行って驚いたのは、親子、さらに祖父母も含めた3世代で楽しんでいる家族の多さです。親子が一緒の目線で楽しんでいる姿は新鮮で、他のスポーツではなかなか見ることが出来ない光景でした。
お子さんと一緒に身体を動かしたくても、親や祖父母は体力が追い付かなかったりすることも多いかと思いますが、ボウリングならそれぞれのペースで出来るし、ゲームなので会話も弾みやすい!
さらに、ボウリングは天候に左右されないので、雨の日などで元気盛りのお子さんが体力を持て余している時にもぴったり。小さいお子さんなら投球補助の道具を使ったり、両手で持って投げることからはじめてみるのもいいかもしれません。
正直、昔流行した遊びだと思っていたボウリング。実際に取材をしてみると、実は子育て家族にぴったりのスポーツだということがわかりました!

ボーリングを楽しむ参加者たち1

ボーリングを楽しむ参加者たち2

パピオボウル

パピオボウル / 西部ガス興商㈱

福岡県福岡市博多区千代1丁目15-30
TEL:092-633-2500
9時30分〜23時(22時受付終了)
https://www.papio.jp

西部ガスグループが運営するボウリング場。ガターの出ないようにバンパーの設置されたレーンや投球補助台もあり、小さなお子様やお身体の不自由な方でも気軽にボウリングを楽しめます。今後の親子向け教室の開催は『パピオボウル』HPを要チェック!