2018.12.26
恋の神様の神社に、足湯付きオアシス!?
初詣に訪れたい福岡のユニーク神社
日本全国には8万社以上の神社があり、コンビニの数よりも多いとされています。福岡には約3,400社の神社があり、その数は日本でもトップ3に数えられるほど。九州の政治・経済の中心地として、またアジアの玄関口として古くから栄えてきた福岡の神社では、古くから海の神様が祀られてきました。
福岡で有名な神社といえば、菅原道真公をお祀りした「太宰府天満宮」や博多祇園山笠に深い関わりをもつ「櫛田神社」、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界遺産に登録された「宗像大社」が挙げられますが、その他にもたくさんの特徴的な神社があります。初詣などで神社を訪れる機会が増える年末を前に、福岡の神社についてご紹介します。
初詣に行く前におさらい!参拝の作法
初詣は正月三が日に参拝するとも、松の内の七日までに参拝するとも言われています。明確な決まりはありませんが、お正月の縁起物である破魔矢やお守りを頂いて帰るためにも、年明けの早いうちにいきましょう。
初詣でご参拝するための作法をご存知ですか?鳥居をくぐるときは一礼し、参道の中央を歩かないように境内に入ります。参拝する前には入手水舎で手を洗い、水で心身を清めます。
手水のとり方
- 右手でひしゃくを持ち、水を汲んで左手を清めます。
- ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を清めます。
- 右手でひしゃくを持ち、左の手のひらに水を受けて口をすすぎます。
- もう一度、水を左手に流します。
- 水の入ったひしゃくを垂直に立て、柄に水を流してからひしゃくを戻します。
礼拝はお賽銭を入れてから鈴を鳴らし、音色で祓い清めます。二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)が基本ですが、神社によっては特殊な拝礼作法がある場合もありますので、確認してからご参拝してください。
日本国内にただ一つ!?恋愛の神様を祀る"恋木神社"
水田天満宮の末社として鎌倉時代に建てられた筑後市の「恋木神社」では、建立当初より「恋命(こいのみこと)」を御祭神としてお祀りしています。恋の神様をお祀りしているのは、全国でもこの一社のみ。「良縁幸福の神様」や「恋の神様」として親しまれ、「恋みくじ」をはじめ「恋木絵馬」「ハート陶板守」などには、御神紋であるハートのマークが施されています。ハート型の石が埋め込まれた「恋参道」も有名です。
世界的インテリアデザイナーが手がけた「宝満宮 竈門神社」
太宰府市にある「宝満宮 竈門神社」は、古くから「縁結びの神」として慕われてきました。主祭神に玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしていることから、魂(玉)と魂を引き寄せる・引き合わせる(依)という御神徳を慕われ、男女の良縁だけでなく家族や友人、仕事、金運などのご縁も引き寄せます。国内外で活躍するインテリアデザイナー・片山正通氏がデザインを手がけたお札お守り授与所は、女性を中心に好評を得ています。ブレスレットのように身に付ける「恋守り むすびの糸」も人気です。
天神の真ん中で「足湯」に浸かってリラックス!?「警固神社」
商業施設が立ち並ぶ天神の中心部に位置する「警固神社」は、2016年に社紋だけでなく拝殿や授与所、お守りやお札が一新されました。福岡の新たな名所として多くの人々が行き交います。地元でも知る人ぞ知るスポットといえば、警固公園側にある「足湯」です。9時から16時まで誰でも無料で利用することができるので、観光客やサラリーマンに人気の都心のオアシスとなっています。
夜泣きに効く、絶景etc.......まだまだあるユニーク神社
香椎宮にある「鶏石神社」は、鶏をお祀りした珍しい神社です。「コケコッコー」と元気よく朝を告げるニワトリが夜は鳴かなくなることから、夜泣きを防ぐと言われ、乳幼児連れの家族が多く訪れています。
また、西区の愛宕山頂にある「愛宕神社」は、日本三大愛宕に数えられる名所。石段を登ると福岡市内を一望でき、海や山々など自然豊かで開放感ある景色が広がります。
ほかにも、秋季大祭で毎年グルメイベントを開催している"縁むすび"の「鳥飼八幡宮」や、子宝の神様をお祀りしている「宇美八幡宮」、志賀島に佇む「志賀海神社」などさまざまな神社があります。初詣はもちろんのこと、日々のリフレッシュに神社を巡ってみるのも良さそうですね。静謐な空気に触れて、ポジティブな気持ちで毎日を迎えましょう!
※神社の由来については諸説があります。