プレスリリース

下水バイオガス由来の水素を用いた純水素燃料電池の運用を開始します

2022年11月22日

西部ガス株式会社

西部ガス(以下、当社)は、当社グループの研修施設である「油山研修所」に設置している純水素燃料電池※1の燃料に、福岡市水素ステーションで製造されたカーボンフリーな水素を採用し、施設内の電気や給湯の一部に利用する運用を開始しました。

福岡市水素ステーションは、生活排水(下水)を処理する過程で発生するバイオガスから作られたカーボンフリーな水素を燃料電池自動車に供給する世界初の水素ステーションとして2015年に実証事業を開始し、本年9月26日に商用化してリニューアル※2しました。同ステーションで製造された水素をボンベに充填して搬送し、純水素燃料電池を稼働する取り組みは今回が初めてとなります。

当社グループは、昨年9月に「西部ガスグループカーボンニュートラル2050」を策定し、2050年のカーボンニュートラル実現を目指して、これまで培った様々な技術やノウハウを結集し、新たな取り組みにチャレンジしています。そのなかで、水素の利用は、ガスの脱炭素化の重要な選択肢の一つと位置付けており、利用拡大に向けた取り組みを進めています。

当社は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを、一歩ずつ着実に実行することを通じて、お客さまおよび地域社会の持続的発展に貢献できるように努めてまいります。

  • 1 水素と空気中の酸素を化学反応させて電気をつくります。また、その際に発生した熱を給湯に利用する ことができます
  • 2 福岡市水素ステーションのリニューアルに関する事項については、2022年8月29日プレスリリースの資料を参照願います

以上

[ご参考]

■福岡市水素ステーションの概要

福岡市水素ステーションの概要

■純水素燃料電池の概要

純水素燃料電池の概要