プレスリリース

高齢者や認知症の方に配慮したガスコンロの共同開発について

2023年9月15日

西部ガス株式会社

西部ガス株式会社(本社:福岡県福岡市、社長:道永 幸典)は、福岡市の取り組みである「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」の枠組みで、福岡市、リンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)、株式会社メディヴァ(本社:東京都、代表取締役:大石 佳能子)と共同で、高齢者や認知症の方に配慮した、誰もが安心して使い続けられることを目指したガスコンロを開発しました。本製品は、本日開所する福岡市認知症フレンドリーセンター(福岡市中央区)に展示され、2024年初頭の発売を予定しています。

西部ガスグループでは、「西部ガスグループビジョン2030」において、地域に暮らす人々にとって身近な存在として寄り添い、多様なニーズを汲み取り、一人ひとりの理想とするライフスタイルの実現を支えることを、多様な暮らし方が広がる社会の実現に向けての果たすべき役割として掲げています。

当社は、高齢になっても、使い慣れたガスコンロで、安心して料理を楽しんでいただきたいという思いで今回のコンロ開発に参加しました。開発段階においては、これまで培ってきた使いやすく安心なガスコンロに関する知見を活用して、高齢者や認知症の方を対象として開発された試作機器の製品評価を行いながら、視覚や聴覚、認知機能が低下したときに必要とされるガスコンロの機能を具現化しました。新開発のガスコンロは、高齢者や認知症の方に配慮し、間違え防止のカラーリングや、安心して鍋が置けるゴトク、聞き取りやすい音声案内などの特長があります。

西部ガスグループは、これからも一人ひとりの理想とするライフスタイルの実現や、地域に暮らすみなさまの安全・安心を支え、皆さまから選ばれる企業グループを目指してまいります。

  • 福岡市による健寿社会モデル創成の取り組みである「福岡100」のひとつとして、認知症の方やその家族がいきいきと暮らせる認知症にやさしいまちを目指すプロジェクト
高齢者や認知症の方に配慮したガスコンロ

以上

《ご参考》

今回共同開発したガスコンロの特長

間違え防止のカラーリング

ゴトクやバーナー周りを黒色に統一し、コンロの炎が見えやすくなりました。また、左コンロは緑色、右コンロはオレンジ色のように、コンロとその操作部を揃えて配色することで、迷うことなく操作できます。

間違え防止のカラーリング
安心して鍋が置けるゴトク

バーナー周りを囲む単独ゴトクに対して、本製品は、天板を広く覆う大型ゴトクを採用。ゴトクの四角い枠が目安となり、バーナーの中央に鍋が置きやすくなりました。高温になる部分が覆われることで、見た目からも安心感が得られます。

安心して鍋が置けるゴトク
聞き取りやすい音声案内

現行のガスコンロで採用されている音声案内を見直しました。口語表現や、ゆっくりとした口調、フレーズごとの間など、誰にでもやさしく聞き取りやすい音声が、毎日の調理をサポートします。
音声の例
現行品: 右コンロ、使用中です。
本製品: 右、コンロ、15分間、使用しています。

安心して鍋が置けるゴトク
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