地域の原料を活用したメタネーション実証設備の運転開始について
2025年6月5日
西部ガス株式会社
西部ガス株式会社(代表取締役社長:加藤卓二)は、株式会社IHI、株式会社JCCL、国立大学法人九州大学、一般社団法人 日本ガス協会、ひびきエル・エヌ・ジー株式会社、北海道ガス株式会社、広島ガス株式会社、および日本ガス株式会社と共同で検討を進めていた「地域原料活用によるコスト低減を目指したメタネーション地産地消モデルの実証」(以下「本実証事業」)※1において、本日、実証設備の運転を開始しました。
本実証事業では、地域資源である再生可能エネルギーの余剰電力を活用して製造した水素や近隣工場から発生する副生水素、回収した未利用CO2を有効活用したメタネーション※2によりe-methane※3製造コストの低減と環境価値提供を目指します。なお、本実証で製造するe-methaneは、都市ガス原料として利用します。
西部ガスグループは、2050年のカーボンニュートラル実現を目指して策定した「西部ガスグループカーボンニュートラル2050※4」において、e-methaneの導入・拡大を具体的な取り組みの一つとして掲げ、ガスの脱炭素化に取り組んでいます。今後も、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを一歩ずつ着実に実行することを通じて、お客さまおよび地域社会の持続的発展に貢献できるよう努めてまいります。
- 1 地域の原料を活用したメタネーション実証事業の開始について(2023年12月4日発表)については、以下ご参照ください
https://hd.saibugas.co.jp/news_release/detail/2023/nr040.html - 2 水素(H2)と二酸化炭素(CO2)から都市ガス原料の主成分であるメタン(CH4)を合成する技術
- 3 グリーン水素等の非化石エネルギー源を原料として製造された合成メタンに対して用いる呼称。e-methaneも燃焼時に二酸化炭素を排出するが、原料に排ガス等から回収した二酸化炭素を使用するため、大気中のCO2量は増加しない
- 4 「西部ガスグループカーボンニュートラル2050」の詳細に関しては、以下ご参照ください
https://hd.saibugas.co.jp/news_release/detail/2021/pdf/nr041.pdf
以上