トランジションボンド

西部ガスグループは、2021年9月に「西部ガスグループカーボンニュートラル2050※1」を策定し、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、新たな取り組みへのチャレンジを進めています。
今回のトランジションボンド※2の発行は、西部ガスグループのカーボンニュートラル実現への取り組みをステークホルダーの皆さまにご理解いただくことや、当該取り組みに関する資金調達基盤の強化および安定化を図ることを目的としています。今回の発行により調達する資金は、高効率LNG火力発電所の建設資金や太陽光発電所の開発・取得資金への活用を予定しています。

なお、当社は、今回の起債に際し、カーボンニュートラルへの取り組みを進めていくための資金調達の枠組みとして、「西部ガスグループ グリーン/トランジション・ファイナンス・フレームワーク※3(以下、「本フレームワーク」)」を策定しました。本フレームワークのグリーン/トランジション・ファイナンスに係る各種原則等への適合については、第三者評価機関であるDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社による評価(セカンド・パーティ・オピニオン※4)を受けています。
今後も西部ガスグループは、カーボンニュートラルへの取り組みを一歩ずつ着実に実行することを通じて、お客さまおよび地域社会の持続的発展に貢献できるよう努めてまいります。

第1回西部ガスグループトランジションボンド(第19回無担保社債)発行

1 社債の名称 第1回西部ガスグループトランジションボンド
(第19回無担保社債)
2 発行額 100億円
3 年限 5年
4 利率 年0.510%
5 払込金額 各社債の金額100円につき金100円
6 募集期間 2022年12月2日
7 払込期日 2022年12月8日
8 償還期限 2027年12月8日
9 償還の方法 満期一括償還
10 利払日 毎年6月8日および12月8日
11 資金使途 高効率LNG火力発電所の建設資金および 太陽光発電所の開発・取得資金
12 主幹事証券会社 みずほ証券株式会社(事務)
野村證券株式会社
大和証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
13 財務代理人 三井住友信託銀行株式会社
14 取得格付 株式会社格付投資情報センター  A+
株式会社日本格付研究所     AA−

第2回西部ガスグループトランジションボンド(第20回無担保社債)発行

1 社債の名称 第2回西部ガスグループトランジションボンド
(第20回無担保社債)
2 発行額 50億円
3 年限 10年
4 利率 年0.809%
5 払込金額 各社債の金額100円につき金100円
6 募集期間 2022年12月2日
7 払込期日 2022年12月8日
8 償還期限 2032年12月8日
9 償還の方法 満期一括償還
10 利払日 毎年6月8日および12月8日
11 資金使途 高効率LNG火力発電所の建設資金および 太陽光発電所の開発・取得資金
12 主幹事証券会社 みずほ証券株式会社(事務)
野村證券株式会社
大和証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
13 財務代理人 三井住友信託銀行株式会社
14 取得格付 株式会社格付投資情報センター  A+
株式会社日本格付研究所    AA−

資金使途概要

トランジションボンドで調達した資金は、以下のプロジェクトへの充当を行っております。

(1)ひびき発電所
  • 所在地 北九州市若松区向洋町
    設備容量 62万kw × 1基
    運転開始時期 2026年3月(予定)
  • ひびき発電所建設予定地
    <ひびき発電所建設予定地>
(2)太陽光発電所(9プロジェクト)
  • 所在地 京都府南丹市園部町 他8プロジェクト
    設備容量 1.48万kw
    運転開始時期 2019年度〜2023年度
  • エネ・シード京都南丹太陽光発電所
    <エネ・シード京都南丹太陽光発電所>

資金充当状況について(2024年3月末時点)

トランジションボンドの充当状況は以下の通りです。

調達額 150億円
資金充当額 150億円
未充当残高 56億円(未充当残高は、全額を2024年度以降に(1)ひびき発電所のプロジェクトへ充当する予定です。)
充当額に占めるリファイナンスの概算額 32億円((2)太陽光発電所32億円)

環境インパクトについて

トランジションボンドにて調達した資金が充当されている適格プロジェクトの環境インパクトは以下の通りです。

(1)ひびき発電所
  • 環境改善効果  約31万t-CO2/年 (西部ガスグループ出資比率20%相当)
    (ひびき発電所は、2024年3月末時点において未稼働のため、弊社独自で算定した想定値になります。)
(2)太陽光発電所(9プロジェクト)
  • 環境改善効果  約1.1万t-CO2/年