人財育成
考え方
「西部ガスグループビジョン2030」で掲げた「持続可能で豊かな社会の実現をリードする」を達成するためには、経営基盤の強化が重要です。西部ガスグループでは、グループ内の人事交流やグループ事業発展のための人財の積極的採用など、グループとしての人財管理・最適配置・交流出向を加速します。
そのために、「スキルの見える化・学びコンテンツの拡充・学習の見える化」といったグループ教育プラットフォームを確立し、学び続ける文化の醸成を促進しています。
上記の考え方の下、マテリアリティとして以下を特定しています。
- ●従業員エンゲージメントと能力開発
方針
西部ガスグループは、すべての従業員が学びたいときに学び、挑戦し、活躍できる環境をつくり出すことで、一人ひとりの能力と可能性を最大限引き出し、未来を変える価値の創造に挑む「人財」を育成します。
体制
組織での役割やキャリアの方向性を社員本人と会社・上司が共有することにより、能力開発や人財育成に繋げていく「選択型育成フィールド」を2015年度より設定し、役割・貢献意識の高い人財育成に努めています。
また、「研修教育」では、資格・役割に応じた階層別・役割別研修やキャリア研修なども行っています。
教育・研修体系図
教育体系図(西部ガスグループ)
教育体系図(西部ガス)
目標と進捗
未来を変える価値創造に向けた人財基盤の確立
指標 | 目標 | 目標年度 | 2022年度実績 | 2023年度実績 |
---|---|---|---|---|
グループ教育プラットフォームの構築 | グループ教育プラットフォームの利用をグループへ展開 | 2023年度 | ・5社導入 | ・12社導入※ |
デジタル人財の育成
指標目標 | 実績 | 目標 | |
---|---|---|---|
2023年度 | 2025年度 | ||
@部門デジタル人財の育成 (累計)※ |
デジタル推進リーダー | 137名 | 220名 |
RPA開発者 | 145名 | 193名 | |
Aデジタルリテラシー教育受講率 | 76% | 80%以上 |
年間平均研修時間
指標 | 単位 | 2021年度実績 | 2022年度実績 | 2023年度実績 |
---|---|---|---|---|
年間研修時間 | 時間/人 | 13.7 | 12.4※1 | 13.3 |
取り組み
西部ガスグループの成長と競争力の源泉は“人”であるという考えのもと、劇的な環境変化に柔軟、迅速かつ創造的に対応し、お客さまに選ばれ続ける企業グループとなるために、多様な従業員一人ひとりが自分の力を最大限発揮することが必要であると考え、グループ全体で人財育成という「成長投資」を行っていきます。
組織での役割やキャリアの方向性を社員本人と会社・上司が共有することにより、能力開発や人財育成に繋げていく「選択型育成フィールド」を2015年度より設定し、役割・貢献意識の高い人財育成に努めています。
また、「研修教育」では、資格・役割に応じた階層別・役割別研修やキャリア研修なども行っています。
主な研修プログラム
研修名称 | 目的・内容 |
---|---|
階層別研修 | 新入社員から幹部職まで、各階層に期待される役割を明確にし、必要なマインド・スキルを身につける研修 |
役割別研修 | 与えられた役割に期待される知識・スキルを身につける研修 |
キャリア研修 | キャリアの目標やイメージを明確化し、自律的なキャリア形成を支援する研修 |
ダイバーシティ 推進研修 |
従業員がイキイキと働くことができる企業風土をつくるため、「多様性」の理解の促進、浸透を図る研修 |
教育研修の受講状況
単位 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|
階層別研修 | 名 | 295 | 272 | 270 |
役割別研修 | 132 | 130 | 169 | |
キャリア研修 | 148 | 164 | 127 | |
ダイバーシティ 推進研修 |
326 | 304 | 192 |
西部ガスグループ人財育成の重点取り組み
だれもが学びたいときに学び、挑戦し、活躍ができる環境をつくり出すことで、一人ひとりの能力と可能性を最大限引き出し、未来を変える価値の創造に挑む「人財」を育成します。
新たな挑戦機会の創出 企業内大学「ソウゾウ大学」
2022年10月、福岡市の油山にある西部ガスグループ油山研修所にて新たなプロジェクト「ソウゾウ大学」がスタートしました。西部ガスグループビジョン2030の達成に向けて変革意識を持ち、西部ガスグループの未来をつくるために大胆に挑戦し続ける「未来ソウゾウ人財」を育成することがミッションです。毎年、受講生からは新たなアイデアが発案され、優秀賞の表彰があるとともに一部の優れたアイデアについては、ソウゾウ大学卒業後も実証実験を視野に入れ、新規事業開発部門と協同でさらに検討を深堀りしていきます。
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プロジェクトステートメント
- 1
- 正解のないこれからの時代において、未来をかえる価値創造に必要な知と能力を学ぶ、“学びの場”をつくる
- 2
- プログラムやコミュニティ形成によって生まれるグループ内外の多様なつながりを通して、“個人の変革機会”をつくる
- 3
- 新たな挑戦機会をつくり、その挑戦を後押しすることで、西部ガスグループの“挑戦する文化”をつくる
デジタル人財の育成
西部ガスグループでは、グループ大でデジタルスキル・リテラシーの底上げを図るとともに、職場のデジタル化の牽引役となる「部門デジタル人財」の育成に力を入れています。2021年度から5か年計画で、社員の約2割※を「デジタル化推進リーダーおよびRPA開発者」として育成することを目指し、現在取り組みを進めています。
部門デジタル人財 育成計画(累計)
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また毎年「DXフォーラム」を開催し、DXに関する先進企業の取り組み紹介や、各職場の事例発表・表彰等を行っています。
これによりグループ全体の機運を高め、各職場や日々の業務でのDX推進の一助になることを目指しています。
多様な学びとスキル獲得機会の創出
世の中の流れが加速度を増し、価値観や生活様式・働き方が多様化する中、価値を創造し続け自らキャリアを切り拓いていくために「リスキリング」の重要性が増しています。西部ガスグループでは、従業員一人ひとりが仕事の幅を広げ、価値を創造し、自らのキャリアを切り拓いていけるよう「リスキリング」の支援を行っています。